子供の人生すら壊してしまうヘリコプターペアレントの特徴

子供の人生すら壊してしまうヘリコプターペアレントの特徴


「ヘリコプターペアレント」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?名前は何となくユーモラスな響きです、実は子供の人生に多大な悪影響を与えてしまう親の呼称です。
今回は、ヘリコプターペアレントの実態についてご紹介します。

「ヘリコプターペアレント」って何?

ヘリコプターペアレントというのは、頭上を旋回するヘリコプターのように常に我が子に寄り添い、何かと干渉してしまう親のこと。大切な判断や子供の意思決定を、代わりにしてしまう親のことです。子供が小さいうちは、親が子供に代わって適切な判断をする場合もありますが、子供が成長すると通常は自分のことは自分で決めますね。しかしヘリコプターペアレントたちはいつまで経っても子離れできず、過保護に子供の世話緒を焼いていしまうのです。
ヘリコプターペアレントの元で育った子供は親への依存度が高くなり、自分で判断できなくなります。アメリカではヘリコプターペアレント問題が深刻化しており、ある調査によると母親のヘリコプターペアレント度と子供の精神の不安定さは相関関係にあることがわかっています。

「ヘリコプターペアレント」の特徴

いつまでも子供を過保護に扱うヘリコプターペアレントの特徴は、子供を大切にしすぎることです。大切に思う気持ちが行き過ぎて、「子供が怪我をしないように」「失敗して傷つかないように」などと先回りして、障害になりそうなものを取り除こうとするのです。例えば、子供が忘れ物をしたときは必ず学校まで届けてあげたり、病気などで学校行事を休んだときは「もう一度やって」と学校に無理を言ったりするケースがあります。
また、子供を自分の所有物だと勘違いしている、というのもヘリコプターペアレントの特徴の一つです。「親が絶対的に正しい」「子供は自分の思い通りに行動すべき」と考えるヘリコプターペアレントの元では、子供は自由がありません。決められた習い事をイヤイヤやらされたり、交友関係に口を出されたりします。しかし逆らうとひどく怒られたり、虐待へと発展するケースもあり、子供は親の言いなりにならざるを得ないのです。

「ヘリコプターペアレント」の影響

ヘリコプターペアレントに育てられた子供は自由がないだけでなく、人生を破壊されてしまう恐れもあります。中高生の多感な時期になると、子供は自然と親から離れていくものですが、ヘリコプターペアレントはそうはいきません。子供の1日の行動をチェックし、交友関係もこっそり調べています。子供の意思に関係なく学校の登下校に付き添ったり、携帯電話やパソコンの使用履歴をチェックするケースもよく見られます。
また、子供に恋人ができても親のチェックは治まりません。かえって行動を監視するようになったり、自分の気に入らない相手だった場合は無理に分かれさせたりと、子供の人生を自分のもののように扱うのです。結果、結婚できない人や対人関係を上手く築けない人が多くなります。精神的にも不安定になるので、自傷行為に走ったり最悪の場合自殺を選ぶ恐れもあります。

ヘリコプターペアレントを親に持つ子供は、無気力で自立できない大人に育つ可能性が高くなります。また、親に反発して親子関係を断絶するというケースもあります。親と過ごした時間がトラウマとなって、回復するまで長い時間が必要になる人も珍しくありません。ヘリコプターペアレントの影響は幼少時だけでなく、子供が大人になってからも続きます。しかも、親がヘリコプターペアレントだった子供は、自身が親になったときにヘリコプターペアレントになる可能性があります。こうして悪い連鎖が続いていくという最悪の事態も考えられるのです。